会社概要
会社概要
株式会社M3研究所(M3 Laboratory Inc.)
設立 | 平成30年(2018) 年4月 |
研究内容 | 量子化学分子モデリング(DFT / MM)に基づく栄養補助食品の検証、分子ファンデルワールス会合構造と電磁波エネルギー吸収の相関検証 |
事業内容 | 気力・知力・健康力を育む滋養食の製造・販売 |
研究所住所 | 〒567-0047 茨木市美穂が丘8-1 阪大産業科学研究所 |
電話 | 06-6105-8730 |
Fax | 072-792-1914 |
取引銀行 | 三井住友銀行 |
資本金 | 1,250 万円 |
代表取締役 | 栁田 祥三 |
最高顧問 | 冨山 悦昌(日本薬泉株式会社会長) |
研究所設立の経緯
名誉教授柳田は、20代は油脂化学、30代は合成・配位化学、40代は光合成化学、50代は光エネルギー変換化学、マイクロ波化学、60代は色素増感太陽電池の研究分野に携わりました。 柳田は近年、かってのスーパーコンピューター並みになったパーソナルコンピューターを用いた量子化学分子モデリングが、分子ファンデルワールス力集合系の化学現象の検証・予測に有効な「理論実験」であることを明らかにしてきました。
一方,専務取締役古神子は,スペイン風邪治療に貢献したヨウ素を用いる治療手法に端を発した健康サプリメント「正沃丹」の製法・販売に携わってきました。しかし,「正沃丹」の製法にヨウ素を直接用いることはできないことを知りました。
我々は株式会社M3研究所を設立し,「量子化学分子モデリング」により、「正沃丹」のヨウ素が生命力(意志力)、知性(知識の渇き)、健康を促進する理由を確認しました。
M3研究所はその理論検証に基づき、元素ヨウ素の言葉を敢えて用いた栄養食品「ヨウ素オメガ3」の製造に成功しました。
「ヨウ素オメガ3」は,日本薬泉株式会社より2010年4月販売を開始しました。
補助食品「ヨウ素オメガ3」誕生の経緯
ヨウ素を原料として調整される「正沃丹」の有効な成分は、「たら肝油」と反応して生成する有機系ヨウ素剤であると説明されてきました。一方、ヨウ素は、水に溶けますと、下式に示す水による還元化学反応でヨウ化物イオンに変化します(Wikipedia)。
I2 + H2O ⇄ I+HO– (IOH) + HI (反応1)
I+HO– + H2O ⇄ HI + HOOH (反応2)
また、我が国の伝統的健康食材の海藻類、とりわけ昆布には、ヨウ化物イオンとヨウ素酸イオンが含まれています。しかし、ヨウ素酸イオンも容易にヨウ化物イオンによって還元されて、ヨウ素(I2)なります。
H+IO3– + 3 H+I– + H2O → 2 I2 + 2 HOOH
そこで、ヨウ素の含有量の多い昆布(M3昆布)をヨウ素源として用い、世界保健機構(WHO) のヨウ素摂取量3 mg/day を満たすように食材「ヨウ素含有酵母」をも用いて「ヨウ素オメガ3」を誕生させました。
柳田祥三のプロフィール
株式会社M3研究所代表取締役
大阪大学名誉教授
柳田祥三
(生年月日1940年9月19日)
1966年 大阪大学工学部化学助手
1980年 大阪大学大学院工学研究科化学プロセス工学専攻助教授
1987年 同専攻教授
2004年、大阪大学大学院物質・生命科学研究科教授を退官
退職までの間に、次の研究・開発(R&D)を行いました。
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- 助教(1966-1980):
有機反応の開発と合成、ポリエチレングリコールとその誘導体の金属イオン捕捉作用に関する研究
- 助教(1966-1980):
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- 准教授(1980-1987):
光化学変換と太陽光エネルギーの貯蔵に関する研究(ZnS、Cの水光分解触媒反応、
および光触媒としてポリフェニレン誘導体を使用したCO2の可視光駆動光還元触媒反応)
- 准教授(1980-1987):
- 教授(1987-2004):
色素増感太陽電池(DSSC)、強発光物質化学(SEMC)、環境に優しいマイクロ波化学(MWC)に関する研究
引退後、大阪大学フロンティア研究所特任教授に就任。 NEDO、島根県、株式会社カネカの支援のもと、上記DSC、SEMC、MWCの研究開発を継続。 東京大学「有機太陽光発電技術革新研究会」(RATO)の理事、日本電磁波エネルギー応用学会(JEMEA)顧問、公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)顧問に任命され、現在に至っています。
過去10年間、彼は量子化学分子モデリング、すなわち密度汎関数理論に基づく分子モデリング(DFT/MM)がファンデルワールス分子集合体の3次元集合体をアモルファス状態として検証し、それらのエネルギー構造がUV/Visスペクトル、NIR/IR/FIR、スペクトル、NMRスペクトルとして可視化されることを学びました。
DFT/MMを使用した理論研究遂行のために、彼は大阪大学の産業技術研究所(ISIR)で株式会社M3研究所を設立しました(2011年4月)。
M3研究所の目的の1つは、ミトコンドリアを標的としたヨウ素療法のため検証です。
彼は「長寿命のための量子化学分子モデリング:細胞のバッテリーとしてのミトコンドリアにおける抗酸化効果の重要性」、「量子化学に基づくミトコンドリアにおけるヨウ化物の抗酸化作用の検証」、および「ミトコンドリア標的化学療法の量子化学分子モデリング:ミトコンドリアに対する酸化ストレスの検証と抗がん剤」というタイトルの3論文を誇りにしています。
一昨年、彼はJEMEAから第一回の学会賞を受賞しました。 JEMEAへの重要な貢献の一つは、マイクロ波エネルギーによって駆動される水の迅速な加熱のDFT/MM検証です。
なお、彼のこれまでの量子化学分子モデリングに関する研究業績は、彼の名前と”DFT”, “Spartan”をキーワードとしてGoogle検索ください。