ミトコンドリアと風邪ウイルス
風邪症状とは
風邪を引き起こすウイルスは、呼吸系皮膚に接触するプロセスを経て呼吸系細胞内に入り込む。風邪ウイルスは初めて細胞内で増殖を始めると考える。
下記の電子顕微鏡写真が示す新コロナウイルはミトコンドリアとほぼ同じサイズの小胞体で、エネルギー生産をもたらすミトコンドリアと同じく酸素とグルコースを競争的に用いることで増殖すると考えます。その結果、ウイルスの細胞内増殖は細胞膜を膨潤させると考えます。
一方、ミトコンドリアで発生するスーパーオキシドラジカルアニオンは、本来のATP算出のプロセスが抑制され、細胞内ミトコンドリア細胞壁に蓄積された過酸化水素を還元してヒドロキシルラジカルを発生させることになり、ミトコンドリアの細胞壁を破壊して機能が停止、そして細胞死を招くと考えます。そのような状態の呼吸系細胞が「痰」ではないかと考えます。
風邪に伴う咳とは、喉から肺に至る気管支上皮細胞から生じた痰を除去する結果と推断します。なお、風邪が重篤化すると肺炎になります。風邪の重症化は、ミトコンドリアの活力が著しく低下した加齢者の方に多いことが理解できます。
ミトコンドリアの活性維持を念頭においた食生活と生活習慣を心がけることで、風邪は予防でき、風邪ウイルスによって生命が脅かされることはないと考えます。